ギターコードを覚えて、アコギの練習や弾き語りをしていく上でどうしてもぶつかる壁が、指一本で一度に複数の弦を押さえるFコード。
なかなかきれいに音を出すのが難しいですね。
今回はアコギ初心者の方が、ギターのFコードが弾けるようになる、簡単な練習方法の一つをご紹介します。
まず、きちんとしたコードフォームを身に付けて、他のコードと同じように自然に弾けるようになる練習方法の一つを、解説したいと思います。
慣れてくれば自然に押さえられるようになりますが、最初のうちはなかなかちゃんと音が出ません。
他のコードは覚えてきて、曲が少しずつ弾けるようになってきたけれど、次の小節がFだ!と思うと意識してしまい、余計弾けなかったり、つまずいたりしてしまうことも…
そんなアコギ初心者の方に、是非読んで頂きたいです。
これなら出来る!ギターのFコードの簡単練習法【アコギ】初心者のギター練習
なぜ、ギターのFのコードが難しいといわれるのか。
ギターを弾いていくうちに、少しその理由がわかってきます。
では、その理由を攻略すれば、ギターのFのコードも攻略できるということになりますね!
この記事は、こんな視点からギターのバレーコードのFの練習について、
- なぜギターのFコードは押さえづらいのか?
- ズバリ!ギターのFコードの練習はこれ!
の内容で解説しています。
なぜギターのFコードは押さえづらいのか?
練習方法を解説する前に、なぜギターのFコードは押さえづらいのか?ということに触れておきましょう。
ギターのFのコードのポジションは1フレットですね。
ここにFのコード難しさが隠れています。
その隠れた難しさとは、
- アコギの1フレットは弦のテンションが強い
- アコギの1フレットは一番遠い
ということです。
まずはこれについて解説していきます。
アコギの1フレットは弦のテンションが強い
アコギの1フレットはナットのすぐ横ということで、ギターの構造上、弦高が少し高くなっています。
その分、押さえた時に弦の角度が急になるので、弦のテンション(張力)が強くなり、簡単に言うと他のフレットより弦を押さえる力が必要となります。
特にFは、一番太い6弦がベース音(ルート音)なので、特にテンションが強く感じ、押さえずらい要因となります。
ナットについてはギター選びも大事。
よく、最初のギターはちゃんとしたギターがお勧めとありますが、
その理由の一つとして、ちゃんとしたギターはこのナットの溝が調整してあり、極力弾き易くなっているということが理由となります。
一方、格安ギターはナットの高さは高くなっていて、未調整なので買った状態ではかなり弾きずらい状態が多いということが、最初のギターにはお勧めできない理由となります。
その場合は調整してもらうことが必要です。
アコギの1フレットは一番遠い
アコギは一般的にボディの大きさもあり、実際にギターを抱えてコードを押さえると、エレキギターに比べ1フレットの場所が自分の身体から結構遠い位置にあります。
Fのバレーコードは、手首をギュッと内側に巻くような押さえ方が必要なので、遠いと慣れないうちはかなり力んでしまったりと、ちゃんとしたコードフォームの練習がしずらい要因となります。
というふうに、Fのコードが押さえずらい要因があります。
ということで、ではどのように練習をすればよいか?
を解説します。
ズバリ!ギターのFコードの練習はこれ!
- コードフォームを意識しよう
- カポを使う
- 慣れてきたら徐々にローフレットに
コードフォームを意識しよう
きちんとしたコードフォームを身につける
ギターのFのコードをちゃんと音が出るようにするには、まずは基本として、バレーコードのちゃんとしたコードフォームを身につける、ということを意識したいと思います。
複数弦を同時に押さえる人差し指を、一音一音きちんと音が出るようコードフォームを意識して、集中して練習できるよう、
- 押さえる力が弱くなればFのコードが押さえやすくなる
- 押さえる位置が近くなればFのコードが押さえやすくなる
をポイントに、下記のように工夫してみました。
カポを使う
というわけで、
カポを使い、ギターの好みの任意のフレットに装着(3フレット位、あまり上のフレットだとネックが太くなる)します。
カポを装着することにより、まず、
- 弦高が下がり、それに伴い押さえる力も楽になります。
そして、
- 押さえる位置の距離が身体から近くなるので、コードフォームも崩れにくくなります。
これだけで、コードを押さえるフォームにだいぶ集中できるようになります。
この状態でフォームを意識して、Fのコードを押さえて練習してみてください。
単独のFコードだけの単音やストロークの練習、そしてコードフォームに慣れてきたら、C→G→F→C等の循環コードをゆっくりからスタートして、スムースにコードチェンジができるか(特にFコードへのチェンジ)、を自然と出来るようになるのを、目標とすることが望ましいです。
慣れてきたら徐々にローフレットに
Fのコードのフォームが慣れて身についてきたのであれば、段々と練習に余裕が出てきますので、カポの位置をローフレット側にどんどんずらして、最終的にはカポを外して試してみてください。
おそらくは、いきなり1フレットで押さえた時よりは、だいぶ楽に押さえられるのではないかと思います。
きちんとフォームが身に付いてしまえば、どのポジションでも音もちゃんと出るようになりますね!
その他の対策
その他、補助的な意味として、柔らかい(細い)弦を使う方法もあります。
柔らかい(細い)弦を使えばコードを押さえるのも楽になります。
上記練習と併用すると効率的にも良いですね。
柔らかい(細い)弦を使う
エレキギターは通常カポは使いませんが、バレーコードは多用されています。
例えばGのコードは、3フレット目でFの形を押さえます。
それでも演奏が楽なのは一つの理由として、柔らかい(細い)弦を使用しているからです。
アコギの場合でもハイポジションを多用するプレイヤーは多く、その場合弦は柔らかめ(細め)を使用してる方が多いです。
一般のアコギの弦は
- ライトゲージで、1弦が0.12の太さです。
この下に、
- カスタムライトゲージの、1弦が0.11 の太さ
- エクストラライトゲージの、1弦が0.10 の太さ
※参考 エリクサー弦
の種類があり、数字が小さくなるほど柔らかい(細い)弦となります。
押さえやすい弦を選ぶのも、上達への近道と思います。
まとめ
音を綺麗に出す為にまずは、基本として、きちんとしたコードフォームを身に付けることが大事な練習と感じます。
その上で、今回はギターのFのコードを押さえられるようになるための、簡単な練習方法を記事にしてみました。
Fコードが出来るようになれば、他のハイコード(バレーコード)もできるようになりますね!
アコギ初心者の方の、練習の一環としてお役に立てれば嬉しいです。
それではまた
タカタカでした。