アコギを始めたからギターのコードを覚えてギター弾き語りをしたい。
けど、ギターのコードがいっぱいあって、一体どのコードから覚えたらいいのかわからないと思うと思います。
今回は、アコギ初心者の方が弾き語りを目指すために知っておくと便利なこととして、
「ダイヤトニックコード」という、簡単に言うと「ギターコードのグループ」について解説いします。
この「ダイヤトニックコード」という決まりを知っていれば、楽曲のkey(キー)がわかれば、その曲がどんなコードを使うかがわかるようになります。
初心者の方が、どうやって効率よく、弾きたい曲のギターコードを覚えればよいのかもわかるようになります。
ダイヤトニックコード【アコギ初心者】ギター弾き語りをするために知っておくと便利なこと
ダイヤトニックコード
知っておくと便利なこと
皆さんが聴く歌や曲には必ずkey(キー)というものが存在します。
そして、key(キー)には、そのkey(キー)に使われる基本コードが7つあると決まっています。
その7つのコードのグループを
「ダイヤトニックコード」
と言います。
覚えたい曲のkey(キー)がわかったら、覚えるコードはその曲のkey(キー)で使われる7つでよいということになります。
簡単な曲だと、4つしか使われていない場合もあります。
少し頑張れば必ず弾き語りが出来るようになっていきます。
是非頑張ってください。
- 「ダイヤトニックコード」7つのコード
- 「ダイヤトニックコード」の仕組みを解説
- 「ダイヤトニックコード」ギターコード早見表
「ダイヤトニックコード」7つのコード
「ダイヤトニックコード」7つのコード
まず最初にズバリ行きます。
「ダイヤトニックコード」の定義は、
- Ⅰ-Ⅱm-Ⅲm-Ⅳ-Ⅴ-Ⅵm-Ⅶm-(Ⅰ)1オクターブ
の7つのコードになります。
正式には、
Ⅰ-Ⅱm-Ⅲm-Ⅳ-Ⅴ-Ⅵm-Ⅶm♭5-(Ⅰ)1オクターブ
※これがダイヤトニックコードと呼ばれる7つのコードの元になりますが、今回はギター弾き語りをするための解説になるので、Ⅶm♭5は、どの曲もほぼⅦmに置き換えられますので、覚える「ダイヤトニックコード」は一番上記のようになります。
そして、英数字の部分に各key(キー)に合わせそのキーの英語表記を当てはめていきます。
例えば、key(キー)Cであれば「C」から順に英語表記を当てはめて、
- C-Dm-Em-F-G-Am-Bm-C
になります。
他のキーも同じように各キーの英語表記を当てはめていきます。
ですが、ここに一つ大事なポイントがあります。
それが、次に解説する「長音階(メジャースケール)」です。
「ダイヤトニックコード」の仕組みを解説
「ダイヤトニックコード」の仕組みを解説
- 基本は「ドレミファソラシド」
- 長音階(メジャースケール)のルール
基本は「ドレミファソラシド」
まず基礎知識の確認です。
小学校では「ハ長調」というのを習った記憶がありますね?
それが、「ドレミファソラシド」です。
「ドレミファソラシド」は日本語呼びでは「ハニホヘトイロハ」、そして英語表記では「CDEFGABC」
です。
そして「長調」は英語表記で「メジャースケール」で、key(キー)とも言います。
なので、
「ハ長調」は「Cメジャースケール」key(キー)C
となります。
先ほど「Cメジャースケール」key(キー)Cの「ダイヤトニックコード」は
C-Dm-Em-F-G-Am-Bm-Cでした。
では次のDから始まる「Dメジャースケール」key(キー)Dは?
✕D-Em-Fm-G-A-Bm-Cm-D
ではありません。
では何でしょうか?
ここで「長音階(メジャースケール)のルール」を当てはめることになります。
次に解説します。
長音階(メジャースケール)のルール
長音階(メジャースケール)のルールは音と音の間隔になります。
その間隔とは
- 「全音-全音-半音-全音-全音-全音-半音」
の事です。
上記の「CDEFGABC(ドレミファソラシド)」の音と音の間隔は、このようになっています。
詳しく書くと
- 「C」と「D」の間隔は全音
- 「D」と「E」の間隔は全音
- 「E」と「F」の間隔は半音
- 「F」と「G」の間隔は全音
- 「G」と「A」の間隔は全音
- 「A」と「B」の間隔は全音
- 「B」と「C」の間隔は半音
というようになります。
これが長音階(メジャースケール)のルールになります。
では上記の、Dから始まる「Dメジャースケール」key(キー)Dはどうなるか?
今回の音と音の間隔の長音階のルールを当てはめます。
そうすると、
- 「D」の全音間隔は「E」
- 「E」の全音間隔は「F#」
- 「F#」の半音間隔は「G」
- 「G」の全音間隔は「A」
- 「A」の全音間隔は「B」
- 「B」の全音間隔は「C#」
- 「C#」の半音間隔は「D」
となり、
「Dメジャースケール」key(キー)Dの「ダイヤトニックコード」は、
- D-Em-F#m-G-A-Bm-C#m-D(1オクターブ)
で、
Dから始まる、「全音-全音-半音-全音-全音-全音-半音」
となります。
このように、「長音階のルールである、音と音の間隔」を各キーに当てはめたいきます。
このようにして、各key(キー)の「ダイヤトニックコード」を判別するしくみとなります。
「ダイヤトニックコード」ギターコード早見表
「ダイヤトニックコード」ギターコード早見表
ここからは各キーの「ダイヤトニックコード」ギターコード早見表となります。
ここでは アコギ初心者の方がギター弾き語りが出来るようになるための解説のため、アコギの弾き語りで使うオープンコード(ローコード)5つを主音とした、5つのkey(キー)について書いています。
この5つkey(キー)の「ダイヤトニックコード」を覚えればカポを併用して、ほぼすべての曲のkey(キー)が弾き語り出来るようになります。
※変調の場合は変調したkey(キー)の「ダイヤトニックコード」に変わります。
※曲のアレンジなどで、わざと違うコードを混ぜる場合もあります。
それぞれのkey(キー)の詳細はリンク先の別ページで解説しています。
順番は、アルファベット順ではなく、各キーを効率よく覚えられる順番にしています。
「Cメジャースケール」key(キー)C
- C-Dm-Em-F-G-Am-Bm-C
コードの画像はこちら!
「Gメジャースケール」key(キー)G
- G-Am-Bm-C-D-Em-F#m-G(1オクターブ)
コードの画像はこちら!
「Dメジャースケール」key(キー)D
- D-Em-F#m-G-A-Bm-C#m-D(1オクターブ)
コードの画像はこちら!
「Aメジャースケール」key(キー)A
- A-Bm-C#m-D-E-F#m-G#m-A(1オクターブ)
コードの画像はこちら!
「Eメジャースケール」key(キー)E
- E-F#m-G#m-A-B-C#m-D#m-E(1オクターブ)
コードの画像はこちら!
まとめ
今回はアコギ初心者の方がギター弾き語りを出来るようになるために、どんなギターコードから覚えていけばよいかの視点から、
このダイヤトニックコードの仕組みを理解すれば、曲を弾くためにギターコードをどのよう覚えればよいのかがわかるようになると思います。
効率よくギターのコードを覚えてギター弾き語りが出来るようになれることを願ってます。
それではまた
タカタカでした。