アコギを始めたけど何から練習すればよいのかな?
ここでは、アコギを始めて弾き語りやライブで曲が弾けるようになるために、初心者が最初にまず覚えるべき7つのコードをご紹介します。
それは、 日本語ではハ長調と言われる、ドレミの基本、key(キー)C「Cメジャースケール」 で使われる7つのコードです。
この7つのギターコードを覚えれば、key(キー)Cの曲が弾けるようになります。
そして嬉しいことに、同じコードで、平行調であるkey(キー)Amの曲も弾けるようになります。
一気に色んな曲が弾けるようになります。
なぜ7つのコードなのか?
そして、この7つのコードで弾ける曲もご紹介します。
アコギ初心者の方の参考になればと思います。まずはこれからマスターしてください!。
ギターコードをステップ形式で覚えるまとめ記事はこちら
あの曲が弾ける!【アコギ】初心者が最初に覚えるべき7つのギターコード
最初に覚えるべき
7つのギターコード
音楽で一番身近な音はズバリ「ドレミファソラシド」ですね!
なので、覚えるコードも「ドレミファソラシド」を元としたコードから覚えていきます。
なぜ7つなのか?
そうすれば基本的に曲が一曲弾けるようになるからです。
その仕組みの解説を交え、まず覚えるべき7つのコードを紹介します。
- なぜ7つのコードなのか?
- key(キー)Cについて
- 最初に覚える7つのギターコードはこれ
- key(キー)Cの7つのコードで弾ける曲を紹介
の内容で記事にしています。
楽器上達なら【シークミュージックスクール】なぜ7つのコードなのか?
なぜ7つのコードなのか?
- 曲には「key(キー)」がある
- ダイヤトニックコードを知ろう
曲には「key(キー)」がある
まず音楽には基本的な「決まり」があるのでなるべく簡単に解説します。
これを知ってれば、なぜこの7つのコードなのかがわかりやすくなります。
- key(キー)とは
- 「ドレミファソラシド」を アルファベット表記 にする
- ダイヤトニックコード を知ろう
key(キー)とは
歌や曲などの楽曲には「key(キー)」というものが必ずあります。
key(キー)とは、その曲に使われている「調」の事です。
今回は最初ということで、一番わかりやすいのが誰でも知っている「ドレミファソラシド」です。
これを「調」にすると、皆さんも聞いたことがある「ハ長調」になります。
ちなみに、「ハ長調」の
・ハはドを意味します。
「ドレミファソラシド」は日本語で「ハニホヘトイロハ」です。
「ド」の音を出発点と終着点にしています。
・長は長音階を意味します。
「ドレミファソラシド」の音階(音と音の距離)は長音階である「全全半全全全半」になっています。(全は全音、半は半音)
「ドレミファソラシド」をアルファベット表記にする
ここから、ここではギターに当てはめていきます。
ギターのコードはC、D、等アルファベット表記になっています。
そこで、
- 「ドレミファソラシド」をアルファベット表記に変えると「CDEFGABC」になります。
そして、長音階を英語呼称にすると
- メジャー
です。
つまり、
ハ長調をアルファベット表記にすると「C(ド)メジャー(長)キー(調)」となります。
これを一般的に、「keyCメジャー」または「key(キー)C」や「Cメジャースケール」と表現します。
ダイヤトニックコードを知ろう
ここではややこしくなるので、細かい説明は省きますが、
その「key(調)」の始まりの音と、音階構造(先ほどの全全半全全全半)から、
そのkey(キー)で使われるコードが決まってきます。
それがダイヤトニックコードと呼ばれるものです。
「メジャー」key(キー)で決まっているのはこれです。
- Ⅰ-Ⅱm-Ⅲm-Ⅳ-Ⅴ-Ⅵm-Ⅶm♭5-Ⅰ
そして最後に、ローマ数字に「key(キー)C」の「CDEFGAB」を当てはめます。
そうすると、
- C-Dm-Em-F-G-Am-Bm♭5-C
となります。
※Bm♭5は、どの曲もほぼBmに置き換えられますので、覚えるコードはBmになります。
これが、「key(キー)C」の ダイヤトニックコードです。
このダイアトニックコードが7つなので、これを覚えればkey(キー)Cの曲が弾けるようになります。
ここまで、なぜ7つのコードなのか?について解説しました。
key(キー)Cについて解説
key(キー)Cについて解説
- key(キー)Cは、「Cメジャースケール」とも言います。
- 平行調であるkey(キー)Am は、「Aマイナースケール」とも言います。
key(キー)Cのこの7つのコードをマスターすれば、この二つのkey(キー)の曲が弾けるようになります。
key(キー)Cの構成音
key(キー)Cの構成音は
- ド(C)-レ(D)-ミ(E)-ファ(F)-ソ(G)-ラ(A)-シ(B)-ド(C 1オクターブ)
のようになり、一般的に「Cメジャー」とも呼ばれます。
音のスタートは「ド(C)」から始まり、音階が「全-全-半-全-全-全-半」のメジャースケール(長音階)となります。
key(キー)Cで使うコード
key(キー)Cで使うコードは、下記のようになります。
- C-Dm-Em-F-G-Am-Bm-C(1オクターブ)
※Bmは音楽理論からいくと「Bm♭5」なのですが、実際には「Bm」に省略されて使われていることがほとんどですので、ここでは「Bm」にしています。
※楽曲にはいろんなアレンジがあり、転調やテンションなど、あえて違う音などを使う場合がありますが、これが基本となります。
key(キー)Cを覚えればkey(キー)Amも弾ける
key(キー)Cを覚えれば、key(キー)Amも弾けるようになります。
音楽の決まりで、
メジャーkey(キー)の6度をルート(ベース音)とする、マイナーkey(キー)が組みになっている「平行調」というのがあります。
スタートの位置が違うだけで、使うコードは同じです。
それを「Cメジャー」に当てはめ、上記のコードで、6番目からスタートさせると、
- Am-Bm-C-Dm-Em(E7)-F-G-Am(1オクターブ)
※Aマイナーkey(キー)では、Emの代わりに、「E7」が使われることがあります。
という風になります。
これが、key(キー)Amになります。
最初に覚える7つのギターコードはこれ
最初に覚える7つのギターコードはこれ
まずは改めてここまでの確認です。
初心者の方が、最初に覚えるべき7つのギターコードは、key(キー)C の
- C-Dm-Em-F-G-Am-Bm-C
です。
それでは、いよいよコードを覚えましょう。
key(キー)Cの7つのコード画像
ここでは、key(キー)Cのコードを画像で掲載します。
押さえる場所、使う指を記します。
- 〇赤丸はベース音です。
- ✕印は弾かないところです。
- 縦の数字は、弦です。一番上の1は1弦、一番下の6は6弦です。
- 横の数字は、フレットです。例えば2は2フレット目です。
C
Cのコードは、「ドミソ」の和音です。
Dm
Dmのコードは、「レファラ」の和音です。
Em
Emのコードは、「ミソシ」の和音です。
F
Fのコードは、「ファラド」の和音です。
G
Gのコードは、「ソシレ」の和音です。
Am
Amのコードは、「ラドミ」の和音です。
Bm
Bmのコードは、「シレファ♯」の和音です。
Bm♭5 の代理のコードです。
そして、平行調である key(キー)Amで使う、
E7
E7のコードは、「ミソ ♯ シレ」の和音です。
以上が 、key(キー)Cの7つのコードと、key(キー)Emで使うE7です。
どれも弾き語りをする上で、は基本的なコードとなりますので、ゆっくりでも構わないので、是非覚えましょう。
BmとFはバレーコードになりますが、必ず弾けるようになるので頑張ってください。
これなら出来る!ギターのFコードの簡単練習法【アコギ】初心者のギター練習
key(キー)Cの7つのコードで弾ける曲を紹介
key(キー)Cの7つの
コードで弾ける曲を紹介
それではここで、この7つのコードを使う、key(キー)Cで弾ける楽曲をいくつかご紹介します。
コードを押さえるだけの練習では、飽きてしまいます。
歌に合わせて練習すれば、もっと楽しいです。
とにかく慌てず、ゆっくりで構いません。
楽しみながら練習してみてください。
アーティストと曲名
- あいみょん「マリーゴールド」カポ2
- スピッツ「チェリー」
- スピッツ「空も飛べるはず」
- ゆず「栄光の架橋」カポ4
- DISH//「猫」カポ3
- YOASOBI「夜をかける」カポ3(キーはAmですが使うコードはCキーと同じです。)
- LiSA「炎」カポ2
- 菅田将暉「虹」カポ5
- マカロニえんぴつ「なんでもないよ、」カポ4
- ゴーゴーバニラズ「カントリー・ロード」
- 長渕剛「おいらの家まで」カポ2
- 井上陽水「少年時代」カポ2
- 藤井フミヤ「TRUE LOVE」カポ1
※カポはオリジナルのキーにした場合です。自分の好きな位置でも構いません。
※各曲、途中に他のコードや変則コードが入ることがあります。
※変調によりキーが変わる部分があります。
練習のコツ
一曲を完璧に覚えるというより、Aメロやサビなどパートごとに分けて、少しずつマスターしながら、最後に組み合わせていくやり方がお勧めです。
とにかく、焦らず少しずつ出来ることが増えてくれば、いつか点が線になります。
上記の楽曲の楽譜やコード譜は、インターネットでも有料、無料で利用できるサイトがあります。
また、個人的には、楽器屋さんや本屋さんなどで販売されている、本のタイプのギター弾き語り用の楽譜での練習が、しっかり身につく練習ができるのでお勧めです。
コード譜だけではなく、タブ譜や音符なども書かれているので、ちゃんとした練習ができます。
次へのステップは簡単!
アコギで弾き語りをするための他のkey(キー)も解説しています。
今回のkey(キー)Cをマスターできたら、この順番で解説記事を見れば次のステップもマスターし易いです。
- key(キー)Gの曲で使うギターコード7つ早見表【アコギ】初心者のギター弾き語り練習、第1弾
- key(キー)Dの曲で使うギターコード7つ早見表【アコギ】初心者のギター弾き語り練習、第2弾
- key(キー)Aの曲で使うギターコード7つ早見表【アコギ】初心者のギター弾き語り練習、第3弾
- key(キー)Eの曲で使うギターコード7つ早見表【アコギ】初心者のギター弾き語り練習、第4弾
一見、沢山覚えなければいけないのか?と思うかもしれませんが、
この順番でやれば、次から新しく覚えるコードは、各key(キー)で2つずつです。
この記事(key(キー)C)を合わせ、これら5つのkey(キー)をマスターしてしまえば、カポの併用で基本、すべてのkey(キー)がローコードで弾けるようになるのでどんな曲も弾き語りができるようになります。
覚えるコードの数は
- 今回初めてのkey(キー)Cの7つ、
- 次からは新しく覚えるコードは2つずつで、合計8つ。
- そして平行調のマイナースケールで使うコードが、各キーの合計5つ。
です。
そんなに多くありませんね!
こう見ると次へのステップが大変でないことがわかります。
まとめ
今回は、アコギ初心者の方のための、
アコギを弾き始めて、まず覚えるべき7つのギターコードをテーマで、記事にしてみました。
この「key(キー)C」のコードで弾ける曲はたくさんあります。
また、カポを使えばさらに色んな「key(キー)」の曲にチャレンジできます。
是非、マスターしてください。
そして、ダイヤトニックコードの仕組みを覚えれば、他の「key(キー)」で使うコードもスラスラ判るようになる等、その先の練習にも役立ちます。
ハードルは高くありません。
ぜひ頑張ってください。
それではまた
タカタカでした。